新型コロナワクチンの接種が少しずつ進んできました。 巷(ちまた)では、それに関するニュースに溢れ、コロナ禍での受診控えも相俟って、本来必要とされる様々な予防接種の接種率が下がっているようです。
予防接種とは
予防接種とは、病気に対する免疫を付けたり、免疫を強くするためにワクチンを接種することです。ちなみにワクチンとは、感染症の原因となるウイルスや細菌を精製・加工して、病原性(毒性)を弱めたりなくしたりして、体にとって安全な状態にしたモノになります。
その目的は、
★自分がかからないため
★もしかかっても症状が軽くてすむため
★まわりの人にうつさないため です。
自分自身を守るだけでなく、周りの大切な人を守り、社会全体への流行を抑えて感染症の拡大を防ぐため、“適切に”予防接種を受けて頂きたいと考えます。
コロナワクチンとそのほかのワクチンの接種間隔について
コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに片方のワクチンを受けてから2週間以上間隔をあけるようお願いします。また、コロナワクチン1回目と2回目の間には、他のワクチンを接種しないようご注意ください。
【例1】
・コロナワクチン1回目
↓3週間あける
・コロナワクチン2回目
↓2週間以上あける
・高齢者肺炎球菌ワクチン
【例2】
・高齢者肺炎球菌ワクチン
↓2週間以上あける
・コロナワクチン1回目
↓3週間あける
・コロナワクチン2回目
三原城町病院で受けられる予防接種
当院で受けられる予防接種については、
https://www.mihara-shiromachi-hp.or.jp/outpatient/vaccination/
こちらをご参照ください。
この中でも、コロナ禍にあって『高齢者肺炎球菌』の予防接種は特に重要と考えます。
重症化予防(コロナが疑われて治療が遅れることも考えられます)やコロナ感染時の混合感染を防ぐためにも、受けたこと無い方は積極的に接種することをお勧めします。
尚、当予防接種は補助を受けられる場合があります。詳しくは最寄りの役場へお問い合わせください。
コロナがこの先どうなるか、全く見通せない状況です。そういった状況の中でも、ご自身の健康を守るため、そして周りの大切な人を守るために、ワクチンの接種を検討頂けたらと存じます。